島田 正之Shimada Masayuki

取締役管理部長
1987年入社

貴重な「人財」をいかし、盤石な「信頼」を築く

自らの得意分野と経験をもとに、現場を支える

入社以来、私が携わってきたのは経理など事務職が中心。もう30年以上も前の入社になりますが、特に建設業界を志望していたわけではありませんでした。様々な説明会を巡る中で、多くの企業の工場や配送センター、医療や教育施設などを任されている信頼性の高さと、事務系部門でも協業で取り組めるようなリレーションシップに魅力を感じたからです。入社後は、工事部事務課に配属され、事務方として一年半現場に勤務。一方で入社から12 年目には営業部へ。1年間ほど工場や改修案件を担当しました。そんな経緯から現場には、一つの建物を造るために当社のみならず協力会社など多くのプロジェクト関係者との繋がりがあることを、身を持って実感。いろんな専門分野に触れた経験やプロセスが、現在のマネジメント業務を果たすために欠かせない幅広いコミュニケーション力や理解力を養ってくれたのかもしれません。

「信用」を蓄え、長期好循環、安定運営を持続

私の仕事は、就業環境を整え、社員の業務をサポートする事務全般に及びます。当社の社員数は158名(取材当時)ですが、家族も入れると300人、500人までがカンパニーの一員ではないでしょうか。社員が円滑に業務を遂行するためには、その家族の方々の豊かで安定した生活を維持する雇用保護も大切なミッションだと考えています。当社は1981年に創業してから38期連続黒字を更新(取材当時)。堅調な業績を維持しつつも、伸張は緩やかでリスクを回避した安定的な経営です。これは、取引先、協力会社、行政や地域の方々から「信用の継続」を得ているからこそ。社益はできる限り社員に還元していますが、当然ながら高い規範意識のもと、公正かつ透明性のある事業活動を遵守。ステークホルダーとも誠実な好循環経営を長きにわたり実現しています。そして、その信用は蓄積され、既存企業の関連・グループ企業などを中心に新規顧客の獲得にも繋がっています。

モノづくりの原点、人が人を育てる企業風土がある

更なる企業成長に向けては人材の確保と活用が課題。採用が決まった学生の方からよく「入社までに学んでおくべきことはありますか?」という質問を受けますが、求めるのは決して即戦力ではありません。当社では技術士をはじめ各分野のスペシャリストが結集して事業に取り組みますが、そんなモノづくりの企業風土といいましょうか、「人が人を育てる環境」が入社後にしっかりと整っています。特に近年は60才以上の社員を再雇用し、後進の技術指導に当たってもらっています。研修の場は、配属先が中心ながら機会を見つけて全社員研修も開催。いろんな部署の社員が自由闊達に意見を交わし、様々な知恵や知識を得られる、貴重な成長の場となっています。ですからどうぞ安心して、今しかない学生生活を悔いなく過ごしてほしいと願っています。

自分らしさを持ち、行動することで何かが始まる

建設業界を志される方は、技術系であれば志望動機も明快な場合がほとんどですが、特に何をしたいかわからないという方も多くいらっしゃると思います。かといって焦ったり、周りに流されても答えが出るわけではありません。まずは自分で判断して行動を起こすことがスタートじゃないでしょうか。前に一歩踏み出せば、自ずと進む道は見えてくるものだと思います。また面接で私がいつもお願いするのは「緊張しないで自分らしさを見せてください」ということです。採用側が知りたいのは、繕った姿やスペックだけでなく、その人本来の部分。ましてやこちらも人ですから、その人の能力以前に人柄を知りたい。会社との出会いにもフィーリングは重要です。世間の物差しに惑わされず自分らしさで面接に挑めば、あなただからできる何かが見つかるはずです。

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